讃美歌「いつくしみ深き」は今から150年ほど昔、カナダに住んでいたジョセフ・スクライブンさんによって詩が書かれました。彼自身が婚約者の死、遠方にいる重い病の母・・辛い経験の中で母への慰めと励ましを覚えて書いた詩です。この賛美歌はヨハネ15:15の「わたしはあなたがたを友と呼んだ」というイエスの言葉に基づいています。
イエスが私を友と呼ばれることで三つの招きがなされています。
それは第一に慰めへの招きです。人は誰もが、自分のことを分かってくれ、慰め、励ましてくれる「友」を必要としています。辛いことがあったり、心が深く傷ついたり、孤独を感じるときはなおのことです。しかし、現実はそのような友は少なく、居たとしてもやがて別れがきます。しかし、「友」であるイエスはわたしたちの痛み、苦しみを知っていてくださり、試みの日にいっしょにいてくださるのです。これにまさる慰めはありません。
第二に使命への招きです。「友」それは「しもべ」ではありません。しもべは主人の言うことに従うことが全てです。しかし、友はパートナーであり、すべてのことを分かち合って共に働きを進めてゆく者です。主イエスは神のご計画を共に進めてゆくパートナーとしてあなたを招いておられるのです。
そして最後に真実の愛に招かれています。主イエスは「友」と呼ぶあなたのために十字架で死んで下さいました。これに優る愛はありません。友と言ってもいろんなレベルがあります。しかし、相手のために死んでも良い、いや実際死んで下さったお方が言われる「友」には唯一無比な愛が込められているのです。
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