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6月16日 「父なる神を信ず」(ヨハネ14:1〜7)

今日は神を父と呼ぶことの意味について聖書から学んでゆきたいと願っています。

「我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず」とあるように、使徒信条は、神を「造り主」、また「父」と呼んでいます。

この部分は、原語の語順では、「神、父、全能、創造者」の順になっています。

私たちの信じるお方は、まず「神」と呼ばれ、次に「父」と呼ばれ、それから「創造者」と呼ばれているのです。

 

この場合、神はどういう意味で「父」と呼ばれているのでしょうか。

それは、第一に、神が「天と地」、つまり、あらゆるものを創造されたお方、万物の源であることを示しています。

次に神が「父」と呼ばれるのはイエス・キリストの父ということです。

神が「創造者」として「父」と呼ばれるのは、「父のようなお方」「全てを創り出す根源」という意味ですが、「御子の父」という場合、神はほんとうに「父」なのです。

御子が人となってお生まれになったのは、今から二千年前のことですが、その時はじめて御子が存在されるようになったのではありません。

御子は永遠の先に父なる神から「生まれ」、父なる神とともにおられたのです。

御子は造られたお方ではなく、むしろ、父なる神とともに世界を創造された方です。

これは人間の理屈、つまり被造物の視点からは理解できないことです。

しかし、その関係性においては父と子、つまり完全な親子の愛、人知では量り知れない大きく、高く、深い愛で御子を愛しておられる愛の神、そしてそれほどの愛をもって愛されていることを知り、その「愛の神」を愛する御子という愛の交わりがあるということです。

 


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メッセージ内容(2019年6月16日)
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