· 

9月8日 「教会が大切なわけ」(エペソ 3:10〜13)

エペソ人への手紙をパウロは獄中にあって書きました。

パウロは、キリストを宣べ伝えたため、信仰に反対する人たちによって訴えられ、その裁判でパウロが上訴したため、ローマに囚人として送られ、牢獄につながれていたのです。

獄中にいながらもパウロは「私があなたがたのために受けている苦難のゆえに落胆することのないようにお願いします。」(13節)と、逆に他の人たちを励ましています。

なぜ、パウロはそのように言うことができたのでしょうか。

それは、パウロが一人一人の人間に対してというよりも、その人々が集っているところ。

つまり教会ですが、教会に神様から与えられている「目的」と「権威」と「特権」とを知っていたからです。

「私のことを思ってくれるのはありがたいけれども、あなたたちもそれぞれの教会の一員としてそこに置かれています。

そして神様はあなたが集う教会に信じられないくらい大きな『目的』と『権威』と『特権』が与えられているのです。

そのことをよく知ってください。」そういう思いでこの手紙は書かれたのです。

 

「目的」とは教会は神の救い、神の愛を伝えてゆくために立てられ、「権威」とはその目的を達成できる権威と力が教会に与えられていることであり、「特権」とはキリストによって救われた者は誰でも大胆に神に近づくことが出来、用いられてゆくということです。

誰でも最初は「教会が私のために何をしてくれるのか?」という状態ですがそのような思いを持ち続けながらも「教会のために私は何ができるのだろうか?」と変えられてゆくことを目指したいと思います。

またそうやって福音は伝わってきたのです。

「教会が大切なわけ」はここにあるのです。


ダウンロード
メッセージ内容(2019年9月8日)
上記の本文よりも詳しい文書のPDFデータです。より詳しくお読みになりたい方、プリントアウトしたい方はどうぞご利用ください。
教会が大切なわけ.pdf
PDFファイル 185.6 KB

メッセージの音声をお聞きになりたい方はブルーのアイコンをクリックしてください。

容量の軽いデータでお聞きいただけます。