今日は主イエスが語られた有名な「タラントのたとえ話」の箇所が取り上げられています。
この話は数あるたとえ話の中でも最後の方、つまり主イエスが十字架におかかりになるすぐ前に話されたことです。
ですから「天の御国は」という書き出しで始まり、天国を前にした地上での人の歩みについて教えています。
話の内容はある主人が旅に出る前に3人のしもべを呼び、それぞれに5タラント、2タラント、1タラントをその資金が運用されることを想定して預けました。
年月が経って主人が帰ってきて清算をしたところ5タラント、2タラントを預かったしもべはそれを2倍にしたが、1タラント預かった者は土に埋めておき、清算の時に土を掘り起こして預かった1タラントをそのまま返そうとしたというのです。
主人とは神様のことですが彼らにかけられた言葉からその思いをある程度知ることが出来ます。
・「良い忠実なしもべだ」・・忠実とは信仰深いという意味で主人を信頼しきっている、すなわち主人に信頼され、愛されているからこそ主人に喜んでもらうために精一杯、タラント(賜物)を用いて生きている。
・「わずかな物に忠実だったから・・たくさんの物を任せよう」・・地上において莫大な財が「わずかな物」と表現される。
天国においてキリスト者が受ける恵みがどれほど大きいかが表わされている。
地上において神が与えた賜物をどのように用いて歩むかは天において受ける恵みの一つの指標となる。
タラントは私たちが天国を覚えるために与えられているものなのです。
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