11月24日　「神に感謝します」（ルカ 17：11〜19）

今朝はツアラートという重い皮膚病を患った10人の者が主イエスによって癒された話、それも主イエスのことばだけですっかり癒された話です。

彼らは全員癒されたわけですがその後、主イエスのところに癒されたことを伝えに戻ってきたのは一人のサマリヤ人だけでした。

　大変重い病が癒されたわけですから10人全員とも、大きな喜びがそこにはあったことでしょう。

しかし、主イエスのところに戻ったのは一人だけでした。

何が他の9名と違っていたのでしょうか？　主イエスは「神をあがめるために戻って来た者は、この外国人のほかには、だれもいないのか。」と言われて、戻った一人のサマリヤ人は神をあがめる（礼拝する）ためであったことが分かります。

　信仰者は受けた感謝を誰に対して（父なる神、救い主なるイエス）、どのような応答（あがめるために主イエスのところに行く）をするかによって、交わりが深められてゆきます。

聖書が教える「感謝」は、なんとなく、しあわせな気分にひたるといったものではないのです私たちが感謝の心を持つのはそれによって自分を喜ばせるためではなく、それによって神を喜ばせるためです。

ほんとうの感謝は神に向かって献げられるものです。

それは、神のみこころを喜ばせ、キリストに従う道です。