「使徒の働き」は初代教会の記録です。
これを読むと、教会が目覚しい勢いで成長したことが分かります。
神のことばは、「地域」を越え、「人種」を越え、「国境」を越え、「文化」を越えて広まって行き、神のことばが宣べ伝えられるところに教会が建てられ、教会が建てられたところで、さらに神のことばが宣べ伝えられて行きました。
どのようにして教会が増大増加していったのでしょうか? その手掛かりを今日の箇所から学びたいと思います。
成長のために二つの要因があることが分かります。
一つは教会に起こってくる問題によって成長しています。
問題によってというより問題を解決することによって成長しています。
その問題とは食料の配給を巡ってという信仰的というより実際的なものでした。
しかし、その問題を解決するに際し、霊的洞察力によって、その問題の奥深くに教会の一致を妨げるものが潜んでいることを見、対応したということです。
もう一つは問題解決の鍵になるのは「人」ということです。
それも、手際が良いとか速く計算が出来るといった一般的な適性ではなく、霊的資質が問われ、そして選ばれたということです。
さらに言うなら、そのような人は弟子たち全員によって選ばれました。
それは選ぶ側も責任をもって選んだということです。
このようにして教会に起こってくる問題を霊的洞察力をもって解決していく中で「神のことばは、ますます広まって行き、エルサレムで弟子の数が非常にふえて行った。」のです。
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