「わたしは この岩の上に わたしの教会を建てます。」この言葉は、教会の基礎を示すみ言葉であり、教会の本質を表していることばです。
1.「わたしの」―ここで言われている「わたし」とはもちろんキリストのことです。ですから「わたしの」教会とは「キリストのもの」としての教会ということです。つまり教会が生まれたのも、教会が続いてゆくのも、そしていつか地上の教会が終わる(神の国の完全な到来)のもすべてキリストによるものということです。
2.「わたしは」― 主イエスは、「わたしが・・・建てます」と語られました。つまりキリストは教会の所有者であると共に建設者でもあるということです。しかし教会の建設者がキリストであるという聖書のことばがあるからと言って、私たちは傍観者であってよいということにはなりません。教会を建て上げるために私たちは用いられますが教会を育て、成長させてくださるのはキリストです。
3.「この岩の上に」―岩(ペトラ)とはペテロのことではありません。これは、「あなたは、生ける神の御子キリストです」とペテロが語った信仰告白の続きです。信仰告白とは思いついた言葉ではなく、語るその人自身、その人の人生の土台そのものを意味しています。それゆえ信仰告白をすることは、聖霊の働きによりますが、語る者は信仰告白が人生の土台ですから覚悟が必要とされます。聖書は主イエス・キリストこそ教会の主、教会建設者であることを示しています。そして教会が成長するかどうかは私たちが主イエス・キリストをどのような思いで見、仕えてゆくかにかかっていると教えます。
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