今朝の箇所、コリント第一15:1〜5は聖書の伝える「福音」とは何かということを短い言葉で要約しています。
いわば福音のすべてです。
それを3つのポイントから見たいと思います。
最初は、「福音とは何か」ということ。
福音とは何か?というなら、福音とはキリストの十字架と復活です。
パウロは今日の箇所で福音はキリストの受難と復活された3日間に凝縮されていることを強調しています。
それまでの主イエスの歩みはすべてこの3日間のためにあり、それどころか主イエスが世においでになる前の長い歴史もまた、十字架と復活のための準備であったのです。
次に「福音の重み」ということ。
パウロは、「福音」を「最もたいせつなこと」と言います。
福音、つまりイエス・キリストの十字架の死と復活は、他のどんなことにもまさって大切なもの、あらゆることがらの中で第一にされなければならないものだと聖書は教えています。
なぜでしょうか。
それは、福音が罪の赦しときよめを告げ知らせる唯一の良い知らせだからです。
最後に「福音が私たちに求めるもの」ということ。
福音は何も私たちが出来もしない難しいことを求めたりはしません。
しかし、私たちはそれを確実に受け取る必要があります。
そして福音をしっかりと受け取ったならば自分に留めておくのではなく、福音を他の人に伝えるようになります。
というより伝えたくなるのです。
伝道の大切さはクリスチャンなら誰でも思うことです。
しかし、その前に自分の受け取っている福音を再認識することの方が大切かもしれません。
福音はそうやって人から人へと伝えられてきたのです。
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