今日の説教題「人生に欠かせないこと」とは、字の通り、私達の人生にとって欠かせない事柄、別の言い方をすればこれさえあれば安心して人生を過ごすことが出来る事柄と言う意味です。
聖書は人生に欠かせないこととして二つのことを教えています。
その二つとは「死への備え」と「救いを見ること」です。
ポールトウルニエは「人生の四季」の中で人生を「春、夏、秋、冬」の四つの季節に分けました。
老年は「冬」にあたります。
高齢化とともに「冬」の期間が長くなっています。
人生の冬をどう過ごすかは高齢の方々の課題です。
聖書は私たちは人生の四季を通りますが、「冬」で終わるのではなく人生の「冬」のあとには天の「春」が待っていることを教えています。
人生の冬の期間には、天の春に備えるという仕事があるのです。
作家の三浦綾子さんはそのことを私たちには「『死ぬ』という仕事」があると言いました。
「死」に備える、最善の準備は、今朝の聖書のことばを使って言うなら、「救いを見る」ことと教えています。
シメオンは御子イエス・キリストの誕生に、自らの確かな救いを見ました。
聖書は「死」は罪から来ることを教えています。
そして罪に人は勝利することが出来ません。
勝利どころか「罪から来る報酬は死です」ローマ6:23とある通りです。
しかし、神は、死ぬべき人間をあわれんで、たとえ、一度はからだの死を体験しても、その霊は永遠に神と共に生きる道を開いてくださいました。
それが、イエス・キリストの十字架と復活による罪の赦しと永遠のいのちです。
「死への備え」と「救いを見る」ことにさえ解決がついているなら人生どんなことがあっても大丈夫です。
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