私たちはアドベントに四本のキャンドルを灯して礼拝をしてきました。
最初のキャンドルは「希望」、次は「平和」、三本目は「喜び」、そして、四本目のキャンドルは「愛」を表わしています。
四本のキャンドルが表わす「希望」、「平和」、「喜び」、「愛」はどれも、生きていくのに必要で大切なものばかりです。
人は希望なしには生きていけません。
また、平和がなければ生きた心地はしませんし、喜びがなければ生きていることが虚しくなります。
そして、愛がなければ生きることは苦痛でしかなくなります。
希望を失くしたときの惨めな思い、人間関係が壊れたままで過ごさなければならないやりきれなさ、何をしても喜びを感じられないわびしさ、愛を感じられない痛みと辛さを、一度や二度は味わってこられたのではないでしょうか。
アドベントの四本目のキャンドルは、人が生きていくのに無くてならない愛を示しています。
そして、その愛とは、神の愛だと言っています。
その神の愛は、今から二千年前のベツレヘムで表わされました。
それで、愛を表わすキャンドルは「ベツレヘムのキャンドル」と呼ばれるのです。
では、ベツレヘムで表わされた神の愛とは、どんな愛だったのでしょうか。
第一に「永遠の愛」です。
第二に「へりくだりの愛」です。
第三に、神の愛はかたちをとった愛です。
「見えない神の見えるかたち」です。
聖書は十字架を指さして、「ここに愛がある」と言っています。
ある人が、「神の愛はハートの形ではない。それは十字架の形をしている」と言いましたが、ほんとうにその通りだと思います。
父なる神は、人々の救いのために最愛の御子を、死なせるという決断をされ、それを実行されました。
御子イエスもご自分を与えつくされました。
この神の愛の決断、御子の犠牲は、どんなに時代が暗くなろうとも、救いの光、救いの力を失うことはありません。
時代が暗くなればなるほど、この愛の光は、よりいっそう輝き、信じる者の救いと喜びとなるのです。
おひとりびとりが、このクリスマスに神の愛を見出し、その愛に生かされ、その愛に憩うことができますように。
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