今年2020年を振り返りますとコロナ禍で始まり、コロナ禍で収束のないままこの一年が終わろうとしています。
平穏も安全も、決して当然のことではなく、神の恵みであって、改めて感謝すべきことなのだということを身にしみて感じる一年であったのではないでしょうか。
この詩篇の作者であるダビデ王も今までの歩みを振り返りながら「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」と言って神の恵みを数えあげています。
それは病気のいやしや健康の恵みであり、大きな危険から守られたこと、そして毎日、毎日、神が必要を満たしてくださったことがあげられています。
とりわけダビデは「主は、あなたのすべての咎を赦し」と言われている「罪のゆるし」の恵みを一番にあげています。
何故でしょうか?それは罪の赦しは、神を信じる者に与えられる特別な恵みだからです。
確かに全ての人に神様の恵みと祝福は注がれています。
神を信じていない人であっても少し冷静に自分の人生について考えてみるなら人の力を超えたものを感じることが出来ます。
しかし、神の愛、救い主キリストの愛、それもこの私に向けられた神の愛を感じるのは悔い改めを通してです。
悔い改めは反省でもなければ、自分の罪深さを責め立て続けることでもありません。
御子を十字架につけてまで私達を愛してくださっている父なる神の愛を体験するための必須のプロセス(過程)なのです。
何度、主の前に今年は悔い改めの時を持ったことでしょうか?そして何度、罪の赦しの恵みを味わったことでしょうか?
主の良くしてくださったことを忘れないで新しい年を迎えようではありませんか。
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