2月14日 「実を結ぶ交わり」(使徒4:32~37)


教会生活、信仰生活を基本から学び直すことが時には必要に思えます。

その観点から「交わり」を取り上げます。

第一に「交わり」には、同じものを一緒に持つ、「共有」という意味があり、それは、まずは、目に見えるものを共有することを意味します。

教会では行政でなされる社会保障あるいは救済制度といった大掛かりなことではなく、小さな援助が必要とされていると思います。

金銭や品物だけでなく、自分が持っている技能や、ほんの僅かな時間を分け与えること、誰かの話を親身に聞いてあげる等。

大切なことは教会は「心と思いを一つに」することです。

 

第二に「交わり」は、「信仰の共有」を意味します。

同じ信仰を持つ者たちが、その信仰に基づいて、互いに励まし合い、ともに礼拝と奉仕をささげることを指します。

礼拝があって交わりがあるのではなく礼拝そのものが交わりなのです。

奉仕は仕事をすることではなく交わりです。

また、共に祈ること、互いに祈り合うことも信仰の「交わり」です。

 

第三に、「交わり」は「キリストとの交わり」を意味します。

聖書は、キリストを信じた者は、キリストと一つになり、キリストとともに十字架で死に、キリストとともに復活することによって救われたと教えています。

キリストと一つにされることによって、救われたのなら、救われてからの信仰の歩みもまた、キリストに結ばれてこそ、はじめて可能になるのです。

「キリストとの交わり」に入れられた私たちは、「キリストとの交わり」にとどまっていてこそ、キリストによって与えられた復活の命を体験することができるようになるのです。

キリストとの交わり抜きの信仰生活はあり得ません。

 


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メッセージ内容(2021年2月14日)
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