ローマに関して「ローマは一日にして成らず」、「すべての道はローマに通じる」等の有名なことわざがあります。
聖書にもローマということでローマ書があります。
そこには、ローマに至る街道が舗装され、整えられていたように、救いの道が論理的に整った形で書かれています。
それは先ほどの言い方を用いて「救いに至るローマ(書)の道」と呼ばれ、これにはローマ3:23、6:23、5:8、10:9-10、10:13の五つの箇所が選ばれています。
最初の今回はローマ3:21~26が取り上げられ、「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず(23節)」と言って、私たちに罪からの救いが必要であることを教えています。
罪については1章と2章に詳細に記されていますが様々な人間の罪の根源は神に対して罪を犯したことにあります。
その結果、神との関係が失われ、様々に影響が及び、それがずっと継続してきているのです。
もし、聖書がローマ3:23で終わっていたら希望はありません。
しかし、続く24節があります。
「すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。」
イエス・キリストの救いの範囲は「すべての人」、その根拠は「恵み」、救いの方法はイエス・キリストの贖い、つまり、十字架と復活です。
救いの手段は「価なしに」、つまり、信仰によってイエス・キリストが成し遂げてくださった救いを受け取ることによってです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
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