ローマ人への手紙の最後の章で多くの同労者、仲間にパウロは心からのあいさつを送っています。ここから奉仕についても学ぶことが出来ます。
まず、第一に奉仕はチームワークだということです。パウロは偉大な信仰者であり、命がけで宣教にあたった人です。多くの教会を開拓し、新約聖書の13の手紙を記しました。しかし、それらの働きはパウロ一人で出来たわけではありません。女性執事フィベ、アクラとプリスカ夫妻、同労者ウルバノ、テモテら彼らの協力無くしては出来なかったことでしょう。しかも、その働きは時にはパウロの代理としての務めを果たすものでした。パウロは彼らと共に同じ目的(福音宣教)を目指して奉仕したのです。
第二に奉仕は分かち合いです。ともに奉仕する人たちは、ビジョンを分かちあいます。労苦を分かちあいます。そして、喜びを分かちあいます。ビジョンを共有すると生き生きと奉仕ができます。労苦を分かち合うことによって信仰の喜びを共にすることが出来ます。キリストを信じる信仰の喜びは、キリストのための苦しみを共にすることなしには決して得られないものです。教会の奉仕は、たんに組織が整ってものごとが動いていれば良いのではなく、その奉仕がどんな動機で、何のためになされるのかが大切にされなければなりません。奉仕する者たちが、互いにその「役割」だけを求めあうのでなく、お互いの間に、キリストの愛による、苦しみの分かちあいが無ければならないのです。
何と言っても教会は神の家族、兄弟姉妹はキリストの仲間なのです。
礼拝メッセージの音声をお聞きになりたい方はブルーのアイコンをクリックしてください。
容量の軽いデータでお聞きいただけます。
コメントをお書きください