<説教要旨>
今年の教会の指針は「実り」と「成長」です。ガラテヤ人への手紙から「実を結ぶ」ことについて学びます。「ガラテヤ人への手紙」と言えば「御霊の実」がすぐに浮かんでくると思います。9種類の御霊の実が記されていますが最初の「愛、喜び、平安」は神との関係における実、次の「寛容、親切、善意」は他の人との関係における実、そして、最後の「誠実、柔和、自制」は自分自身に関しての実です。そして「御霊の実」の「実」は単数形で書かれていますので9個の実というよりも一つの実としてそれぞれが関連しながら実っているということになります。
「実」自体の説明よりも何が実を実らせることの妨げになるかについて「ガラテヤ人の手紙」から見ると「誤った教え」、「律法主義」と「肉」ということになります。つまりそれらの妨げに注意するならば豊かな実を結ぶことになるとも言えるわけです。今回は最初の(愛、喜び、平安)について学びます。まず、「愛」ですが、これは、何よりも神が私たちを愛してくださった愛を表わします。御霊の実の「愛」には「アガペー」ということばが使われています。「アガペー」は報いを求めない、献身的な愛です。それは十字架によって示されました。「喜び」も、同じように、「神が聖霊によって私たちに与えてくださる喜び」と定義づけられます。この喜びは、環境や状況によって左右されるもの、時間がたてば消えてしまう一時的なものではありません。それは、私たちの生涯を通してだんだんと大きくなってゆく救いの喜びです。最後の「平安」もまた「神が聖霊によって与えてくださる平安」と言うことができます。現代の社会や人間関係においては多くの人は一時しのぎ的な平安を求めて右往左往しています。しかし神を信じる者は状況に左右されない平安を得るのです。
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