<説教要旨>
一年の最後の主日礼拝を持っています。物事の終わりは「エンド」と言いますね。エンドは「目的」「目標」という意味もあります。私達の人生は神様の確かな御手の中にあること、そして目標を目指して共に歩み続けていることをパウロの生き方から学んでゆきたいと思います。パウロはピリピ人への手紙から次のことを教えています。
1)私たちの人生は到達するゴール(目標)に向かっている。・・パウロは「キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。」14.と語り「それを得るようにとキリスト・イエスが私を捕らえてくださったのです」12.とも語っています。到達するかどうか分からない目標に私達は向かっていないのです。
2)私たちの人生は明日に向かって開かれている。・・・パウロは「うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み」13.と言います。私達は良きにつけ、悪しきにつけ、様々に培われて来た自分を持っています。それを忘れるというのは、それに執着しないということです。それはすなわち明日に向かって人生が開かれているということです。
3)目標に向かって私達は走っています。・・「目標を目ざして一心に走っているのです。」14.パウロは私たちの人生は目標を目指して走っているようであると言いました。しかし、パウロは勝利者が一人というような競技を思ってはいません。パウロ自身、多くの同労者、協力者と共に歩んできました。参加者全員がゴールに到達することをパウロは願っているのです。そのために自分の重荷を負いながら、互いの重荷を負い合うことが大切なことを教えています。主にあって共に目標を目指して歩みましょう。
礼拝メッセージの音声をお聞きになりたい方はブルーのアイコンをクリックしてください。
容量の軽いデータでお聞きいただけます。
コメントをお書きください