今日はイースター、イエス・キリストの復活を心から喜び、お祝いいたしましょう。「福音」とは「良い知らせ」です。聖書が伝える「良い知らせ」は最高の「良い知らせ」です。なぜなら、それは全ての問題の原因である罪からの救いと永遠の幸いを私たちに約束するものだからです。今朝の箇所には「福音」そのものについて短い言葉で要約されています。
先ず、福音とは何でしょうか? 福音とは、戒めでも、教訓でも、物語でもありません。それはイエス・キリストが、どのようなお方で、私たちのために何をしてくださったかということです。つまり福音の内容とは、キリストご自身なのです。「キリストは、死なれ、葬られ、よみがえられた。」ここに福音のすべてが詰まっています。
次に福音の価値はどれぐらいのものでしょうか? 福音、とりわけ、イエス・キリストの十字架の死と復活は、他のどんなことにもまさって大切なもの、あらゆることがらの中で第一にされなければならないものだと聖書は教えています。なぜなら福音が罪の赦しときよめを告げ知らせる唯一の良い知らせだからです。
最後に福音への私たちの応答です。福音は神様からの恵みですから、出来そうにもない難しい応答を神様から私たちは迫られているわけではありません。しかし私たちには神様が与えて下さった恵みを受け止める、あるいは受け入れる役割は残っています。降り注ぐ恵みを受け止めなければ流れっぱなしです。パウロは「神の恵みをむだに受けないようにしてください」と言いました。さらに、福音をしっかりと受け止めるなら、この福音を知らない人に伝えたくなるのです。そのようにして福音が伝えられ拡がってきました。福音のリレーは今日も続いています。
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