説教要約
悪魔はさまざまな策略を使って、クリスチャンを神から引き離そうとしています。この悪魔の策略に立ち向かうために、「主にあって、その大能の力によって強められ」(エペソ6:10)る必要がありますが、この神の力は、私たちが神の武具を身に着けることによって与えられます。エペソ6章には全部で六つの武具が挙げられています。今日は最初の三つ「真理の帯」「正義の胸当て」「福音の備え(靴)」について見てゆきます。この三つは武具(戦う道具)というよりは、身支度です。しかし、身支度も、武具の一部です。聖書は、悪魔と戦うのにまず身支度から始めるように教えています。
身支度の第一は「真理の帯」です。帯、(ベルト)は腰に巻きます。「腰」は漢字で「身体の要」と書くように、身体の動きの中心的な部分です。ですから「腰には真理の帯を締め」というのは、真理、しかも神の真理を行動の原理、原則とするということです。人生の嵐に見舞われる時、悪魔は私たちの信仰的なものを吹き飛ばしてしまいます。神の真理が行動の原則あるいは土台となっていないと悪魔との戦いに勝つことはできません。
身支度の第二は「正義の胸当て」です。「正義の胸当て」は私たちの心を守ります。「正義の胸当て」とは神の真理、神の義に基づくものです。それは私たちの外側の悪から守ってくれるだけでなく、内側をも吟味する働きがあります。神の愛と神への愛による正義の胸当ては最強です。
第三の身支度は、「福音の靴」です。靴は走ったり歩いたりするために用いられます。クリスチャンは福音、よい知らせを伝える伝令の兵士です。すべてのクリスチャンは誰かによって「良い知らせ」がもたらされた結果救われました。今度は私たちが誰かの救いのために「良い知らせ」をもたらす番です。また伝道することを悪魔は非常に嫌いますから、伝道することは悪魔を足の下に踏みつけていることにもなるのです。
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