説教要約
パウロはエペソ人への手紙を書いた時には幽閉状態に置かれていました。
ずっとローマ兵の監視下にあり、それゆえ信仰者の戦いをローマ兵の武具から話したものと思われます。
最後は救いのかぶと・御霊の剣です。
1)救いのかぶと・・頭を守るものですが信仰的には2つの意味を持っています。
一つは自分の地位や立場を表します。信仰者は救いのかぶとをかぶっています。自分がどのような者であれ、キリストを救い主と信じる者は救いのかぶとをかぶり、神の子とされているのです。
「救いのかぶと」を受け取っていることを喜び感謝しましょう。
また二つ目に「救いのかぶと」は救いの完成の希望を持って生きること、その日が来るのを待ち望むことです。
つまり信仰者は輝かしい未来に向かって生きているのです。
2)御霊の剣・・「御霊の剣」とは「神のことば」のことです。
主イエスご自身が荒野で40日間の断食を終えた後、サタンの3つの誘惑に対して「神のことば」をもって闘われ、勝利されました。
最初サタンは派手に攻撃してきたというよりも、心の奥深くの思いに誘惑してきたのです。
それがサタンの攻撃の特徴です。
そうすると「御霊の剣」とは対サタンであると共に対自分自身であることに気づかされます。
ヘブル4:12に「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。」とあります。
「みことばの剣」はサタンを退けると共に自分自身の本当の姿を映し出し、神の真理を明らかにして、それによって自分の信仰を守るという面もあるのです。「両刃の剣」がそれを表しています。
「みことばの剣」は実際の人生、生活をめぐる様々な戦いの中で用いられてこそ価値があります。
聖書を唯一無比な神のことばとして受け入れましょう。
それがみことばを御霊の剣とする第一歩です。
それによって私たちは信仰の戦いを戦い抜き、霊の戦いに勝利を得ることができるのです。
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