説教要約
私たちの周りには「情報」が溢れています。しかし、今の世の中で本当に信頼できると言えるものは、実際にはどれほどあるのでしょうか。
今朝の箇所でパウロは愛する弟子のテモテに「学んで確信したところ」にとどまるようにと勧めました。あなたはそれを「誰から」学び、「何から」学んだのか知っているのだからというパウロの言い方は、出処の分からない不確かなものではなく、信頼できる確かなものから学んだというところに重点が置かれています。テモテが学んだのは、具体的には祖母ロイスや母ユニケをはじめとする信仰に篤い信頼できる人々からであり、幼いころから学んできた「聖書」からでした。15節以降で、パウロは特に「聖書」について語っていきます。それは、不確かなもので溢れている時代に生きる私たちにとって、とても大切なことです。
聖書の信頼性 信頼できるものから学ぶことを強調したパウロが、聖書について述べているのは、「聖書はすべて神の霊感によるもの」であるということです。「霊感」という言葉の元来の意味は、「神の口から吹き出されたもの」というもので、その起源が神にあるということを述べる言葉です。聖書の信頼性や権威は、それが神から出たものであるという点にあります。
聖書の有益性 聖書はイエス・キリストに対する信仰による救いを与えることができます。また、教えと戒めと矯正と義の訓練は、わたしたちの生活全体にわたって聖書の教えが有益であるということを教えています。みことばにこのような力があるのは、それが神の口から出た神のことばだからです。
聖霊の働き 聖書は、私たちを良い働きにふさわしく、十分に整えるために与えられていますが、そこには聖霊の働きと助けもあります。私たちに聖書を与えてくださった神様は真実なお方です。この不確かな時代にあって、真実な神様のことばが与えられている幸いを覚えましょう。
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