12月11日「ヨセフと共に主に聞く」（マタイ1：18〜25）

説教要約

マリヤのことは聖書に数多く出てきますが、ヨセフのことは少ししか出てきません。クリスマスの物語でも、マリヤの信仰や従順については多く語られますが、ヨセフのことに触れられることは少ないように思います。今日の礼拝ではイエスの誕生の時に果たしたヨセフの役割と彼の信仰について学びます。

１） ヨセフの役割

① ヨセフはイエスがダビデの子として生まれるために用いられました。

ユダヤの家系は男性をたどるのでダビデの血筋をひくヨセフが必要なのです。

② ヨセフは、マリヤを守り、イエスの出産を助ける役割を果たしました。

ベツレヘムに帰る時から出産前後とヨセフ以外に助けは無かったのです。

③ ヨセフはマリヤを守ることによって、マリヤの胎内にいたイエスを守ったばかりでなく、生まれたばかりのイエスを守る役割も果たしています。

ヨセフは、イエスがマリヤの胎内にいた時から、イエスの誕生と、その成長の過程を守り通したのです。

２） ヨセフの信仰

① ヨセフは、神の愛を知っていました。

ヨセフはずっとマリヤのことを気遣っています。その姿から、彼が神の愛を知る信仰を持っていたことが分かります。

② ヨセフの信仰は神に聞く信仰でした。

ヨセフとマリアはコミュニケーションがよくとれた夫婦でしたがこの時はヨセフは誰にも相談せずにいました。しかしヨセフは神の声を聞いたのです。

② ヨセフの信仰は決断の信仰でした。

ヨセフは神に聞き、聞いたなら即行動、実践しました。信仰とは、決断であり、行動です。「私たちも、このクリスマスに、ヨセフの信仰に習い、神の導きに静かに心を向けて信仰の一歩を踏み出そうではありませんか。