1月8日「初めの愛を目指して」（黙示録2：1〜7）

説教要約 

黙示録の2章と3章には、イエスが使徒ヨハネに与えた七つの教会へのメッセージが記されています。今日は最初のエペソの教会に送られたメッセージです。その中でキリストは３つのことを教えておられます。

1）キリストは「栄光の主」

教会の礼拝とは何かと言うなら、何よりもキリストの栄光が示され、それがあがめられることです。キリストは「右手に七つの星を握る方、七つの金の燭台の間を歩く方」（１節）として描かれています。「右手」というのは「力」や「権威」を、また、神がその力や権威によって頼る者を守り、支えてくださる「保護」を表わします。そして、教会は、キリストの栄光を人々に表わすので、「燭台」と呼ばれています。礼拝が目指すものは「キリストの栄光」が顕されることです。

2）キリストは「愛の主」

キリストの愛は恵みとまことの愛です。主は、エペソ教会に対して「わたしは、あなたの行い、あなたの労苦と忍耐を知っている。」と言って、「行いと労苦と忍耐」を褒めておられます。それは「神の恵み」です。キリストは「あなたは初めの愛から離れてしまった。」と厳しく責め、「悔い改めること」を勧めておられます。これは「神のまこと」です。

3）キリストは「勝利の主」

　初代教会には迫害の嵐が荒れ狂っていました。そしてキリストへの信仰が教会に勝利をもたらしました。迫害だけではありません。教会にはいつの時代にも「戦い」がありました。成長すればしたで形を変えた戦いがあります。現代なら物質主義、世俗主義、あるいは無関心、相対主義になるかもしれません。聖書の真理に生きるならいつもそこには戦いがあります。しかし、キリストが共にいてくださるので最後は勝利で終わります。

教会が神の栄光を顕す存在となるべく信仰生活に励んで参りましょう！