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2月12日「愛をもって真実を示される神」(黙示録 3:1~6)


説教要約

今日はサルディスの教会にキリストが語られたことばから学びます。キリストは「あなたは生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。」と厳しいことばを語られました。1節に「あなたの行いを知っている」とありますからサルディスの教会でも、礼拝が守られ、他の集会やさまざまな活動もあったでしょう。もしかしたら他のどの教会よりも活発であったかもしれません。しかし、それは形だけのものでした。聖霊のいのちがなかったのです。

「死んでいる」との厳しいメッセージは厳しさと同時に愛に満ちたことばでもあります。それは重い病状にある患者に対して熱心な医師であれば、正確に診断し、最善の処方や手術を施します。それこそ指示に従わなければ患者を𠮟りつけるようなこともあるかもしれません。しかし、それらは厳しさの中に愛があるからこそ出ているのです。さらにキリストは、サルディスの教会の霊的状態に診断をくだしただけでなく、どうしたら、そこから回復できるかという処方箋も与えておられます。それは、「目をさましなさい。…あなたがどのように受け、聞いたのかを思い起こし、それを守り、悔い改めなさい。」というものでした。救いの原点に立ち戻り、求道者のような気持ちをもってキリストの真理を探究しなおしなさいと言われます。

加えておくこととしてキリストのサルディス教会へのメッセージは、「あなたは、生きているとされているが、実は死んでいる。」なのですが、これは診断書というよりは、死亡通知です。普通、医師は人が死亡した後は何もすることができません。しかし、みずから死に打ち勝って復活された魂の医者であるキリストは、死んだ者をも生き返らせることが出来ます。それが真の救い主です。キリストの御手の中で、教会の、そして自分自身の真実な姿を直視し、悔い改め、聖霊に造り変えられることこそ教会が成長してゆく道です。

あなたはキリストのことばにどのように応答されるでしょうか?

 


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メッセージ内容(2023年2月12日)
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説教「愛をもって真実を示される神」.pdf
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