説教要約
「あなたの前に開いておいた門」(黙示録3:7~13)
フィラデルフィアの教会に対しては他の教会と違って賞賛と指導だけで叱責がありません。
お世辞なく神様は良い教会だと言っておられます。
とても魅力的な教会です。どこにその秘訣があるのでしょうか?
それは素直にキリストに依り頼むという信仰の姿勢を一つ上げることが出来ると思います。
「あなたには少しばかりの力があって、わたしのことばを守り、私の名を否まなかったからである」(8節)とあります。
これは「弱さや乏しさという不利な条件にもかかわらず頑張った。大したものだ!」ということを意味していません。
素直に訳すと「あなたの力は弱い。そしてあなたはわたしの言葉を守った。そしてわたしの名を知らないと言わなかった」。ということになります。
つまりフィラデルフィアの教会は、自分たちの力が弱いことを素直に認め、自覚していたのです。
だからこそ、自分の前に開かれた門が与えられたときに、すぐに感謝して喜んでその門を通ったということです。
「だれも閉じることができない門を、あなたの前に開いておいた。」とキリストは言われます。
これも素直に訳すと「わたしはあなたの前に、開かれた門を与えた」となります。
キリストだけが開けることができた門であり、「この方が開けると、だれも閉じることができない」。
そういう門が、今も開かれた状態で、私どもに与えられているというのです。
それに対する「よみの門」「死の門」は私たちに立ちはだかっていますし、それに打ち勝つことは誰にもできません。
キリストが置いていてくださる「開かれた門」だけがそれに打ち勝つことが出来るのです。
その比べようのない「開かれた門」をキリストは備えてくださり、キリストを信じるだけで入ることが出来るのです。
ただ素直にキリストを信じないようにと「サタンの会衆」は妨害し、私たちに働きかけます。
フィラデルフィアの教会のように素直に自分の弱さ、罪深さを認め、キリストの備えて下さった門に入れていただこうではありませんか!
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