4月9日「復活信仰の恵み」（コリント第一 15：3～8）

説教要約

聖書は、信仰にとって「最も大切なこと」は、「キリストが死に、復活したこと」であると言っています。この事実は私たちの生き方、人生に大きな影響を及ぼす力の源泉となります。キリストの復活は何が素晴らしいのでしょうか？

1）キリストの復活がもたらす罪の赦しと確かな救い

イエスが十字架で死んでくださったのは、私たちの罪のためでした。それは当時の人々だけでなく、すべての人の罪のためであり、十字架は私たちの罪の罰を身代わりになって受けて下さったことが示されています。イエスの十字架によって私たちのすべての罪が赦されるのです。その罪の赦しと救いが確かなものであることはイエスの復活によって完全に明らかにされたのです。

2）キリストの復活がもたらす永遠のいのち

永遠のいのちとはある意味、未来に向かってゆく力とも言えます。福音宣教はまず弟子達から始まりました。しかし主イエスが十字架に架けられ、死なれた後の弟子達は恐れと絶望の極致にあったと言っても過言ではありません。その弟子たちがさほど月日の経たないうちに自らのいのちの危険をも顧みないでキリストの十字架と復活を宣べ伝えたのです。何が弟子たちをそのように動かしたのでしょうか？　それはキリストの復活の事実です。

3）キリストのもたらす恵み、それは再会の希望と喜びです。

コリント第一15:20に「今や、キリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました」とあります。初穂は穀物の最初の実りです。続けて豊かな実りがあり、収穫となります。キリストの復活はすでに召された信仰者が復活の恵みにあずかることのさきがけなのです。すべての人はやがてこの世における死を迎えます。しかし神は主イエス・キリストの十字架と復活のみわざによって、永遠に神と共に生きること、つまり永遠のいのちを与えて下さっているのです。