説教要約
8節に「それはイエスにおいて真理であり、あなたがたにおいても真理です」とあります。ヨハネは、以前から聞いていたみことばを、改めて「新しい命令」として書き記すことで、読者にその「真理」を示そうとしています。
この新しい命令は、①「自分もイエスが歩まれたように歩まなければならない」(6節)とあるように信仰者の歩むべき道です。②そして、実は古くから聞かされてきた御言葉でもあります(7節)。③兄弟を愛すること(9-11節)が特に強調されていますが、旧約聖書の最も大切な教えとイエス様が教えてくださったことを指していると考えられます。つまり、それは「神を愛すること」、「隣人を愛すること」です。この神の愛に生きるときに私たちは真理の中にとどまっていることになります。
今朝、みことばから確認したいのは次の3点です。
1)すべての愛は神から始まっている。新しい命令は、愛することを私たちに命じています。しかしその大前提には、私たちより先に、まず神様が私たちのことを愛していてくださるという事実があります。そして、神に愛されていることを知らなければ、私たちは他の誰かを愛することはできません。
2)神の愛に生きるとき、そこにいのちがある。愛に生きることは簡単ではありません。ときには辛いことや、耐え忍ばなければならないこともあります。しかし、この世のものではない天の喜びを与えてくれるものは、愛をおいて他にはありません。神様は愛を通して働かれます。神は愛だからです。愛だけが、人を本当に励まし、人に力を与えます。
3)教会の一致は愛に支えられている。信仰や信条において、あるいは思想において、いろいろな形で私たちは一致しようと努めます。しかし愛において互いに結ばれているならば、私たちは何も心配することはありません。その人のうちにはつまずきがない(10節)とみことばも述べています。
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