説教要約
人生は「過去・現在・未来」、「きのう・きょう・あす」で成り立っています。もし、人生に未来への希望がなければ、私たちは生きる意味も目的も失ってしまいます。また、私たちが、過去に神様から受けた恵みと祝福を忘れると、つまり自分が頑張ったから、切り抜けて来られたなどと思い上がってしまうと結局、神様の憐れみと祝福に鈍感になってしまって、神の祝福を受けられなくなってしまいます。クリスチャンはどんなに平凡な日々を過ごしていたとしても過去に神様が与えてくださった恵みと祝福をいつも思い返しながら、未来に用意されている天の御国の希望に生きる者なのです。過去への感謝と将来への希望に生きる人は本当の意味で今を自由に生きている人と言えます。
パウロは今日の箇所で 1)現在のための祈り、 2)未来のための祈り、 3)過去のための祈りを捧げています。
1)現在のための祈りとは神のみこころを知る真の知識、霊的な知識、信仰的な知識が、日々の歩み、つまり、現在の生活の中に実を結ぶようにとの祈りです。
2)未来のための祈りとは天において聖徒の相続分が約束されていて、それと比べるなら地上で受けるどのような恵みも天で受けるものの前味わいに過ぎないことが示されています。
3)過去のための祈りとはキリストの受難、贖いのみわざによって信じる者は「罪と死の奴隷」状態から解放されるということです。
過去・現在・未来すべてにわたってイエス・キリストが関わってくださっています。キリストの十字架と復活のみわざによって過去の罪に対する解決、現在を前向きに生きる力、未来の希望に生きる喜びが与えられているのです。信仰者こそ、今を自由に生きる恵みを味わうことが出来るのです。永遠のキリストの御力を覚えさせられます。キリストのみわざを自分の中で限定しているようなことはないでしょうか?
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