説教要約
「真理の御霊に導かれて」(Ⅰヨハネ 2:18~29)
今朝のみことばは2つの存在について触れています。「反キリスト」、「聖なる方からの注ぎの油」と表現されている2つの存在は、どちらも目に見えない霊的な存在で、人々に影響を与えています。
反キリストの霊
ヨハネは、多くの反キリストが現れているのを見て「今は終りの時」だと述べました。反キリストの霊は、人の思いや心に働きかけ、神のことばよりも人の目に良いと見えることに従うように仕向けます。そうやって、人々を罪に誘い、罪の影響のもとに閉じ込め、神のもとから引き離そうとします。現代の社会も、神のことばという確かな拠り所が失われ、人の思いが優先される、まさに反キリストの霊が働いている時代です。
聖霊(キリストの御霊)
しかし、そのような暗闇の働きにうろたえる必要はありません。神様は、私たちに「聖なる方からの注ぎの油」としての聖霊を与え、聖霊を通して真理を教えてくださっています。キリスト者であるなら、聖霊によってみな(全員)が真理を知っており(20節)、だれかに教えてもらう必要はない(27節)とみことばは述べています。
世の中にはいろいろなクリスチャンがいますが、すべてのキリスト者が知っている真理とは何でしょうか?その真理は「イエスは主です」(Ⅰコリント12:3)という私たちの信仰告白に含まれています。この真理に立つ者が、キリスト者です。逆に、反キリストとは、その真理に立たず、「イエスがキリストであること」を否定する偽り者です(22節)。
キリストにとどまりなさい
みことばは私たちに真理にどとまるようにと勧めています。世において反キリストの働きがどんなに活発になっても、真理の御霊に従って「イエスは主です」という信仰告白に立ち、キリストにとどまりましょう。御子と御父のもとにとどまることとは、「イエスが主である」という真理に立ち続けることに外なりません。そこに、全能の神様が私たちに約束してくださった全ての祝福、すなわち永遠のいのちがあります(25節)。
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