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11月26日「世の思い、キリストの愛」(Ⅰヨハネ3:11~18)


説教要約

 

「互いに愛し合うべきであること」それは誰もが良いと思っていることです。人はだれに教えられるともなく、それが良いことであると知っています。ところが人の歴史を見るなら、それがいかに難しいことであるかということもまた皆が認めるところです。それでも聖書は「互いに愛し合うべきである」と私たちに語り掛けています。それは理想論なのでしょうか?

今朝の箇所では、このことに関して対称的な2つの例が示されています。

 

1)カインのようになってはいけません

カインは人類で最初の殺人を犯しました。弟アベルの献げ物にだけ神が目を留めたことを妬み、プライドが傷つけられたことに我慢ができなかったのです。ヨハネはそれを「自分の行いが悪く、兄弟の行いが正しかったから」と厳しく指摘しています。このようなカインの自己中心的で高慢な思いは、私たちのこころの中にも潜んでいます。カインはこの世の思いを代表している人物と言えます。

 

2)キリストは私たちのためにいのちを捨ててくださいました

イエス・キリストは私たちのためにいのちを捨ててくださいました。使徒パウロもローマ5:6~8で同じことを語っています。私たちは「愛」を知らない者でしたが、まだ罪人であったときにキリストが私たちのために死んでくださったことによって、神の「愛」がどのようなものかを知ることができました。それは対価を求めない一方的な恵みとして注がれる「愛」です。

 

3)具体的な行動によって愛を伝える

みことばは「私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべき」と勧めています。そのように兄弟を愛しなさいということです。キリストが十字架の死という具体的な行いを通して愛を明らかにしてくださったように、私たちも具体的な行いと真実によって愛を示すように召されています。私たちには難しいことかもしれません。しかし、キリストからいただいたいのちに生き、御霊に励まされていくとき、神の恵みの中で愛を示す道がひらかれます。そこに主の御心があるからです。

 


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メッセージ内容(2023年11月26日)
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