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12月31日「『初めの愛』に戻って」(黙示録2:1~7)


説教要約

 

救い主なるイエス・キリストは十字架に死なれ、三日目に復活された後、しばらく弟子たちに現れ、天に帰ってゆかれました。

天に帰られるのと引き換えに地上に二つのものを残されました。

聖霊と教会です。

教会とは建物ではなくキリストを信じ、主と告白する者の集まりです。

では何をもって教会はキリストの教会であると言えるのでしょうか?

黙示録にあるエペソ教会から学びます。

 

1)栄光の主・・初代教会の指導者たちは、外からの迫害と教会内部の分派の両方から絶えず攻撃を受けていました。

内に外に大きな問題をかかえ、嵐にもまれてきた教会が勝利、問題の解決を得たのは、何によってでしょうか。

それは、栄光の主を指し示すメッセージによってであり、そのメッセージによって栄光の主を仰ぎ見る礼拝によってでした。

教会が栄光のキリストを示すことによって、つながるクリスチャンの個人的な課題に良き影響があるのです。

キリスト者が祝されるためにはまず教会が祝される必要があります。

 

2)愛の主・・黙示録に描かれているイエス・キリストの第二の姿は「愛の主」です。

主は、エペソ教会に対して「行いと労苦と忍耐」を褒めておられます。

エペソ教会は他の教会のお手本のような教会でした。

しかし、主の目から見るなら、その愛は「初めの愛」から比べてずいぶん後退してしまっていたのです。

数年前まで持っていたあの純粋な愛が、何かの原因で曇ってしまったのです。

人と比べることは無意味ですが神への愛においてこの一年どれほど成長できたか検討することは意義深いことだと思います。

 

3)勝利の主・・初代教会には迫害の嵐が荒れ狂っていました。

教会の内部にも、「にせ使徒」や「ニコライ派」と呼ばれる間違った教えが入り込んでいました。

その問題が解決して、伝道が進み、組織が整ってくると権力主義や主知主義、形式主義といった問題が起こってきました。

つまりいつの時代になっても教会は戦い続けているのです。

現代は現代なりの様々な問題と教会は戦わざるを得ないのです。

教会レベルでも個人レベルでも様々な問題との戦いがあります。

今年、私たちはどのような問題と戦ってきたでしょうか?

戦いに負けないのは戦わないこと(?)といった姿勢ではなく、主に依り頼みながら与えられた信仰の馳せ場を祈り合いながら戦ってゆきましょう。

 


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メッセージ内容(2023年12月31日)
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初めの愛に戻って.pdf
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