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4月14日「御霊の導きに従うとき」(使徒の働き10:9~29)


説教要約

ユダヤ人のペテロが異邦人のコルネリウスと出会う場面は、“使徒の働き”の重要な一場面です。

当時のユダヤ人は異邦人との交流を避け、律法を厳守していました。

この出会いは、ユダヤ人の民族の歴史的背景や習慣から考えるなら、あり得ないものでしたが、そこには神様の導きがありました。

 

コルネリウスと出会う前に、ペテロは幻を見ます。

幻の中で、きよくない動物を食べるよう命じられたペテロが「主よ、そんなことはできません。」と拒むと、「神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない。」という声が聞こえました。

これが3度繰り返されました。

この幻の体験は、異邦人コルネリウスとの出会いに備えて、主の導きを理解するためにペテロに、神様がお与えになったものでした。

コルネリウスの使者が到着した時、聖霊の促しもあって、ペテロはためらうことなく異邦人の招きに応じたのでした。

 

ペテロがコルネリウスの家に到着し、イエス様の福音を宣べ伝えると、コルネリウスやその仲間を含む異邦人たちに聖霊が降りました。

これは異邦人伝道の重要な転機となっていきます。

“使徒の働き”は、聖霊によって力を受けた使徒たちが、イエス様の証人としてエルサレムから広く世界に福音を伝えていく様子を私たちに伝えています。

この日の出来事は、神様の計画の一部で、異邦人伝道の始まりを示す重要な出来事となりました。

 

これまで生きてきた伝統の殻を破って歩みだすことは、決して易しいことではありません。

しかし、ペテロは御霊の導きに謙遜に従うことで、神様の大きな計画のために用いられました。

謙遜とは、うわべの丁寧さや控えめな態度ではなく、主の前にへりくだることです。

主のもとにへりくだることは、窮屈なことのように思えて、実は私たちにキリストにあるいのちと自由を与えるものです。

生ける真の神の御前にへりくだり、みことばに従うとき、神様は私たちの思いを超えることを成してくださいます。

私たちの信仰の歩み、そして教会の歩みの祝福はここにあります。

 


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メッセージ内容(2024年4月14日)
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