説教要約
今日はペンテコステ(聖霊降臨日)です。最近では一般の方々の間でも、クリスマスだけでなくイースターも認知されてきました。それらと比べるとペンテコステは馴染み難いところがあるかもしれません。
ペンテコステの出来事が起きたのは、モーセの律法で定められた重要な祭りの一つである「五旬節」の日でした。五旬節は、過越しの祭り、仮庵の祭りに並ぶ3大祭りの一つで、エルサレムに詣でて祝うものでした。この日、いろいろな国の人々が集まっていたのも、五旬節を祝うために巡礼者たちが世界中から集まっていたからでした。
五旬節は、律法が与えられた日として祝われていました。モーセの律法はエジプトを出て50日目にシナイ山で授けられました。過越しの祭りから50日目に当たる五旬節は、ちょうどこの時期に重なっています。旧約で律法が与えられた日に、新約では聖霊が与えられました。パウロが「文字は殺し、御霊は生かす」(Ⅱコリント3:6)、「私たちは、・・・古い文字にはよらず、新しい御霊によって仕えるのです」(ローマ7:6)と述べている背景には、同じ五旬節に与えられた律法と御霊の対比があります。
また、五旬節は第二の初穂の祭りです(レビ23:15-16)。第二というのは、第一があるからです。第一の初穂はキリストであり、キリストの死からの復活を表します。第二の初穂の祭りである五旬節において、聖霊が注がれた私たちを、神様は初穂の実りとしてくださいました。(Ⅱテサロニケ2:13、ヤコブ1:18)聖霊が注がれた弟子たちは大きく変えられ、用いられました。
これらの事から、神様はあらかじめ周到な救いの計画を持っておられたことが分かります。それは、私たちが御霊に満たされ、キリストのいのちにあずかって、実を結ぶためです。
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