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6月16日「神の愛の大きさ」(ヨハネの手紙第一4:1~10)


説教要約 神の愛の大きさ         ヨハネの手紙第一4:110

この箇所は、1から6節と7節以降に大きく分かれます。1節から6節までを一言でまとめるなら「霊を見分けること」についてとなるでしょう。また7節から10節で扱われている主題は「神の愛」であると言えます。なぜヨハネは「霊を見分けること」に続けて「神の愛」を語ったのでしょうか?

キリスト者の戦い ヨハネは、霊を見分けることについて警告する中で、偽預言者が多く現れたことを指摘しています。キリストを正しく告白しない霊は「反キリストの霊」であると言います。「反」と訳されたギリシャ語の「アンチ」という言葉には、「反対する」と同時に「代わりの」という意味があります。反キリストの霊は、キリストに反抗するだけでなく、まがい物や偽りで惑わし、キリストの真実を否定します。現代は特に、人間に受け入れやすく考えようとすることで、神を小さく理解してしまう過ち、福音の恵みを骨抜きにしてしまうような過ちに気をつけなければならない時代です。キリスト者である私たちの信仰も、この偽預言との戦いの中にあります。

神の愛 私たちが信じている生ける真の神は、父・子・聖霊の三位一体の神です。人となられた御子イエス・キリストは100%神でありつつ100%人でもあります。この神の在り方は人知を超えています。聖書はこの世の知恵によって神を知ることはできないと教えています。

では何によって私たちは神を知るのでしょうか。私たちが正しく、神を真に恐れるべき方として恐れ、しかしながら真に私たちを愛しぬいてくださるお方として知るのは、ただキリストの十字架で示された「神の愛」を通してです。ヨハネが、神の真実を私たちに教える「霊」を「見分けること」に続けて「神の愛」について語るのは、キリストの十字架に示された「神の愛」だけが私たちを生ける真の神のもとへと導くからです。そして、私たちキリスト者の歩みは、ただただ「神の愛」の大きさ、深さ、広さを知り続けていくことに尽きます。それは大きな恵みの歩みです。


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メッセージ内容(2024年6月16日)
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