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7月21日「神の愛が全うする」(ヨハネの手紙第一4:11~21)


説教要約

 

互いに愛し合いなさい

今朝のみことばの最初(11節)と最後(21節)で、ヨハネは私たちに「互いに愛し合うべきである」と命じています。ヨハネはなぜそのように命じているのでしょうか。その理由が、①神様が私たちを愛してくださったから(11節) ②神が私たちのうちにとどまるため(12節) ③神の愛が私たちのうちに全うするため(12節) と3つ挙げられています。

しかし、私たち人間にはこれらの素晴らしさや意味が分からなくなっています。「いまだかつて神を見たものはいません」(12節)とあるように、罪によって神との交わりが失われ、霊的に死んだ状態にあるからです。

 

神様が私たちにしてくださったこと 

人間は、本来、神様との交わりのうちに生きるようにと造られた霊的な存在です。ところが、「罪」の影響により霊的なことが理解できなくなり、そして「神」が分からなくなってしまいました。ここに人間の悲惨があります。

神様は、そのような私たちに御霊を与えてくださり(13節)、救い主として御子イエス・キリストを与え(14節)、私たちが神とともに生きる道を開いてくださいました。聖霊によってキリストを告白(15節)するなら、私たちは、神が私たちのうちにとどまってくださるお方であることを知り(13,15,16節)、自分たちに対する神の愛を知ることができます(16節)。

 

神の愛が全うする

「全うする」と訳されているギリシャ語は「完了する」「目的を達成する」という意味の言葉です。神様の愛は、罪人であった私たち一人一人に向けられています。私たちが神にとどまることができるようにと、「救い」を全うしてくださいました(17節)。御言葉は、さらに「私たちが互いに愛し合うなら、神の愛が私たちのうちに全うする」(11節)と語っています。主は、私たちが救われるだけでなく、互いに愛し合うことを願っておられます。

 


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メッセージ内容(2024年7月21日)
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説教「神の愛が全うする」.pdf
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