説教要約
神のことばに生きるとはどういうことなのでしょうか?
神のことばに生きるとどんなことが起こり、どのように自分の人生が変えられてゆくのでしょうか?
詩篇19篇を取り上げて考えてみたいと思います。
1)神のことばにすでに生かされている・・
1~6節においては大自然、宇宙に至るまで神が創造され、支配しておられることが言われています。
天地創造はまさに神のことばによってなされたわざです。
神のことばに生きよう!と意気込まなくても、すでに神のことばによって造られた世界に生きているのです。
2)神のことばを心の中に住まわせる・・
天に響く神のことばは書物となって、この地上に与えられました。
そして、そのことばは、聖書を素直な信仰をもって読む人の心に宿ります。
コロサイ3:16に「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい」とあります。
神のことばが、そのように私たちの心にとどまってこそ、私たちは霊的に、人格的に、精神的に養われ、成長し、人生に良い実を結ぶことができるのです。
3)神のことばによって罪を示される・・
神のことばは私たちに、心にある罪、時には忘れていた罪に気付かせてくれます。
聖書が「罪」というとき、それは実際の悪の行いばかりでなく、その悪を生み出す人の心の状態を問うているのです。
悪は、人の心から出て、最初に言葉になり、それから行動になるのです。
神のことばに生きているなら私達の罪が示されます。
それは喜ばしいことではありませんが救いのためには必要不可欠なことです。
4)神のことばによって赦しと恵みを体験する・・
神のことばは自分の罪を示すだけではありません。
神のことばは私たちを赦しに導き、完全へと近づけ、きよめる力となります。
言い換えると神のことばが罪を示し、不完全さを悟らせ、汚れを示すのは、赦しときよめを与えようとしてのことなのです。
上記のようなプロセスを経て、私達は信仰者として成長してゆきます。
神のことばに生きることの恵みを共に経験してまいりましょう!
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