説教要約
詩篇一篇は詩篇全体の要約であり、「良い人生」とはどういうものであるかその秘訣を教えてくれています。
1)神に祝福された人生・・
詩篇第1篇は「幸いなことよ」ということばで始まっていますが、この「幸い」は「ハッピー」という意味ではなく「祝福されている」という意味です。
一般的なハッピー(しあわせ)は状況によって支配されています。
その幸せだけを求めるなら年を取れば取るほど「しあわせ」が遠ざかってゆきます。
しかし聖書は、年齢を重ねれば重ねるほど増し加わっていく「幸い」(祝福)を教えています。
それは神の恵みがたましいに注がれ、満たされていく幸い、神からの祝福です。
2)みことばに養われる人生・・
そのような祝福はどうしたら、私たちのものとなるのでしょうか。
詩篇は「まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。」詩篇1:2と言っています。
「主のおしえ」とは神のことばのことです。
神は、神のことばによって人のたましいに恵みを注ぎ、天からの祝福を与えてくださるのです。
コロサイ3:16は「キリストのことばが、あなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい。」と教えています。
神のことばとそこに表わされた神のお心をたましいの奥底でとらえているなら、心にみことばを宿しているなら、どんなに物忘れが進んでも、それは消え去ることはありません。
心に宿るみことばが、私たちを導き、慰め、力づけ、神の恵みを、祝福をもたらすのです。
3)実を結ぶ人生・・
「良い人生」とは、最後に、実を結ぶ人生です。
詩篇1:3に「その人は流れのほとりに植えられた木。
時が来ると実を結びその葉は枯れずそのなすことはすべて栄える。」とあります。
「木」は、幸いな人生を表わしています。
「流れ」とは水であり、これはみことばです。
幸いな人生はみことばを吸収して成長していくのです。
「良い人生」はつねにみことばに養われていますので、「彼らは年老いてもなお、実を実らせ、青々と生い茂る・・」詩篇92:14こととなります。
たとえ、地上でその実が見られなくても、真実な信仰者は天でその実を実らせることができます。
神は隠れた実をも見て、知り、それを受け取ってくださいます。
どんな時でも、神のために実を結ぶ「良い人生」を生きてゆこうではありませんか!
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