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11月3日「シリーズ「神の国を知る」(5)神の国の不思議」(ルカ13:10~21)


説教要約

 

今日の聖書箇所には二つの話が語られています。最初は、主イエスが安息日にある会堂で病気の一人の女性を癒したという奇跡の話、もう一つはからし種とパン種のたとえ話です。別々の話のように見えますが2つの話にはとても関連性があります。

 

<神の国のたとえーからし種とパン種>

主イエスはここで、「神の国」を「からし種」と「パン種」にたとえておられます。からし種は、粉のように小さな種です。あるのかないのか分からないよう種が、やがて鳥が巣を作れるぐらい大きなものとなることが言われ、パン種も同様にわずかなものではあってもそれが粉に混ぜ練り合わされる時に大きく美味しいパンに変えられてゆくことが言われています。神の国に属する者、神の救いを受けた者は信仰によって受け入れたキリストのみことばが働いて大きな変化と成長をもたらすことが語られています。

 

<安息日と主日礼拝>

10節以下に安息日に主イエスが会堂で教えておられた時、そこにいた18年もの間、病で苦しんでいた女性が主イエスによって癒されたのです。会堂司は主イエスがその女性を癒されたのは安息日であることを強く批判しました。しかし、主イエスは反論されただけでなく安息日の意味を改めて教えられました。それは安息日は信仰者自らの休息と回復のためだけにあるのではなく、家族、奴隷、家畜等のためにもあるということです。私たちも主の日の礼拝において、主イエスによる解放の恵みを告げる話を聞いています。主イエス・キリストが、私たちの罪を背負って十字架にかかって死んで下さり、父なる神様が主イエスを復活させて下さったことによって、あなたがたはもはや罪と死の支配から解放されているのだ、というみ言葉と主イエスの宣言を毎週聞いています。しかし、それは自己完結で終わるものではありません。からし種やパン種のように様々な人との交わりの中で作用し、成長するのです。教会が豊かなものになる秘訣がここにあります。

 

 


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メッセージ内容(2024年11月3日)
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⑤神の国の不思議.pdf
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