説教要約
マリアがみ使いから救い主を身ごもるというお告げを受け、その後エリサベツを訪れます。そこでのマリアの賛美が記されています。今日の箇所から神にあって幸いな人の特徴を学ぶことが出来ます。
1)急いで行った・・マリアはみ使いからのお告げを聞くとエリサベツのもとに急いで出かけました。神様の恵みの具体的な印を示されたなら、神様が示して下さること、その印を、急いで出かけて行ってこの目で見る、そういう積極的な姿勢を持つことが、信仰においてはとても大切です。
2)信仰による共鳴し合える喜び・・
マリアとエリサベツは両者ともに自らの立場や社会通念を超えて、み使いによって語られた神のことばを信仰によって理解し、受け止め、従っています。信仰によって、彼女らは二人共、「幸いな人」となっているのです。キリスト者にはこのように神様の恵みを分かち合うことが出来、信仰によって共鳴し合える喜びがあります。
3)主をあがめるために自らが小さくなる・・
46節以降にマリアの賛歌が出てきます。この賛歌は「マグニフィカート」と呼ばれています。その意味は「大きくする」ということです。すでに「主は大いなる方」ですから人間の力で主を大きくすることは出来ません。私たちに出来るのは神の前で自分が小ささを認めてへりくだることが主を大きくする、つまりあがめることになるのです。マリアの「この卑しいはしために目を留めてくださったからです。」との言葉に現れています。
4)主の幸いは増幅あるいは継続する・・
マリアは自分に神様が目を留めて、恵みのみ業のために用いて下さることを喜び、感謝して、神様をあがめ、ほめたたえていますが、彼女が歌っているのは自分の幸いだけではありません。「主のあわれみは、代々にわたって主を恐れる者に及びます。」(1:50)とありますように今から後、いつの世にも「幸いな者」が現れるのです。それは、つまり私たちが、マリアと共に幸いな者となるということなのです。「幸いな人」とは「神の祝福を受ける人」ということです。このクリスマス、幸いな人となれますように!
コメントをお書きください