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12月22日「神の愛のかたち」(ルカ2:1〜14)


説教要約

 

アドベントに入ってから四本のキャンドルを一本づつ灯して礼拝をしてきました。

最初のキャンドルは「希望」、次は「平和」、三本目は「喜び」、そして、本日、四本目のキャンドルは「愛」を表わしています。

四本のキャンドルが表わす「希望」、「平和」、「喜び」、「愛」はどれも、人間が生きていくのに必要で大切なものばかりです。

人は希望なしには生きてゆけません。

また、平和がなければ生きた心地はしませんし、喜びがなければ生きていることが虚しくなります。

そして、愛がなければ生きることは苦痛でしかなくなります。

 

特に4本目のキャンドルは人が生きていくのに無くてならない愛を示しています。

そして、その愛とは、神の愛です。

神の愛は、今から二千年前のベツレヘムで表わされました。

それで、愛を表わすキャンドルは「ベツレヘムのキャンドル」と呼ばれます。

では、ベツレヘムで表わされた神の愛は、どんな愛だったのでしょうか。

 

それは第一に「永遠の愛」です。

イエスがベツレヘムでお生まれになったのは、偶然ではありません。

それは、神のご計画であり、預言の成就でした。

一見、イエスの誕生は時代や文化、政治に翻弄された出来事のように映りますがそれらのものを乗り越えて、いや用いて神の預言、みことばは成就したのです。

救い主の誕生は神の永遠の愛に基づいてなされたことなのです。

 

神の愛は、第二に「へりくだりの愛」です。

救い主が飼葉桶に寝かされているという不釣り合いな構図は人間的な同情や義憤からは見えてきません。

自らの罪が救い主を飼葉桶で寝かせ、十字架につけたことに気づくと主イエスの「貴き貧しさ」、へりくだりの愛が分かります。

 

第三に、神の愛は「形をとった愛」です。

「神の愛」は、決して漠然としたもの、ぼんやりとしたもの、実体の無いものではありません。

弟子たちは「神の愛」をその目で見、その手でさわり、その言葉をその耳で聞いたのです。

そして、この「神の愛」は、人々を救うために、自ら十字架で死なれました。

この十字架にこそ、神の愛があります。

 

神の愛はハートの形ではなく、十字架の形をしているのです。

 


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メッセージ内容(2024年12月22日)
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