説教要約
今日の箇所でイエス・キリストは、「ことば」、「いのち」、「光」と呼ばれています。
この「ことば」、「いのち」、「光」というキリストの呼び名のそれぞれは、キリストが人となって世に来られ、私たちに働きかけられた、その働きを示しています。
1) イエスが「ことば」と呼ばれていますがそれはどうしてでしょうか?
それには二つの意味があります。
一つは、イエスがこの世界の創造者であることです。
古代よりこの世界の根源なるものはロゴス「ことば」と呼ばれ、追及がなされてきましたがヨハネはイエスこそその根源、ロゴス(ことば)であると言いました。
イエス・キリストは、この世界のあらゆるものを創造し、それを支えているお方であるのです。
もう一つロゴスには「仲介者」という意味があります。
目に見えない神がイエスという仲介者を通して目に見えるようになったのです。
2) イエス・キリストが「いのち」と呼ばれているのは、イエス・キリストがご自分のいのちを私たちに分け与えてくださるからです。
イエスは「わたしが来たのは、羊たちがいのちを得るため、それも豊かに得るためです。わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。」ヨハネ10:10〜11
と言われました。我々の罪を赦し、我々を豊かにするためにイエスはご自分のいのちをお与えになったのです。
3) イエス・キリストが「光」と呼ばれるのは、イエス・キリストが私たちに救いをもたらしてくださるからです。
光は周りを明るくするだけではありません。
闇とは人間の罪深さを示していますがイエス・キリストは、この罪の暗闇を消し去る光として、人となってこの世に来てくださいました。イエスだけが人に罪の赦しを与えてくださるのです。
世界や社会は私たちの想定外のことが次々と起こされ、将来に不安を覚えます。
教会も例外ではなく様々な変化が起きてくるでしょう。
しかし、私達はキリストにつながってさえいれば大丈夫なのです。
「ことば」「いのち」「光」と私達の抱える問題、課題に対してキリストは完全な解決策と解決力を持っておられます。キリストにつながって2025年度も歩んでまいりましょう!
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