説教要約
アブラムが99歳の時、神様からの語り掛けがありました。それは「私が示す地へ行きなさい」という神様の言葉を信じて故郷を旅立ってから24年目の出来事でした。その24年間、アブラムは主とともに歩んでいました。
わたしは全能の神である
主はアブラムに、まず「わたしは全能の神である」と言われました。主とともに歩んだ24年間は、アブラムが、主こそ全能の神であることを知り、経験するときでした。アブラムには過ちもありました。しかし、主に信頼して生きることを心に決めたアブラムを、主は祝福されました。
あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ
今朝のみことばにおいて、神様がアブラムに求めているのは、「わたしの前を歩み、全き者であれ」ということのみです。全き者とは、完全無欠で人の助けを必要としない者ではありません。主は、人を一人で完結する存在としては造られませんでした。全き者であるということは、主の前に歩むことと切り離せないことです。
わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に立てる
契約の内容が4-8節で詳しく語られています。そこにはアブラムがしなければならないことは含まれていません。これは双方への取り決めからなる「契約」というより、主が一方的にしてくださる「約束」でした。主は、そのような恵みの約束を、あなたとの間に立てると言ってくださるお方です。
わたしは、あなたを大いに増やす
なにげなく読み飛ばしてしまいそうな短い言葉です。しかし、この神様の言葉には、アブラムの子孫への複雑な思いに対するチャレンジがありました。主は、アブラムの心の最も深い思いを取り扱われます。それにより、ご自身が全能の神であることを更に知り、体験するようにと導かれました。この全能の神が「あなたの神となる」と約束してくださったのです。
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